
FLyLOFi の物語
一日の最初の一杯
好きなカップを手に取るだけで、始まる朝もあります。
その朝、誰よりも先に光が窓辺の席に届きました。Faye は窓を少し開け、風を招き入れてから、木のテーブルに青いカップを置きました。
小さなノートを持った FUU は、その日の最初の音を書き留めるつもりでした。耳をすますと、お茶が静かにカップへ注がれる音だけが聞こえました。
「この音も集めていいの?」と FUU。Faye は微笑んで椅子を引きました。「もちろん。覚えていたいならね」
FUU は一行だけ書き、両手でカップを持ち上げました。窓辺にはまだあたたかな光があって、その朝は静かに始まりました。
ここには、ひと息つける場所があるよ。